≪今週の重賞情報袋とじ≫
マーメイドＳ
2024

京都11Ｒ 芝2000ｍ

[マーメイドＳ]
注目の社台
グループ関連馬
ー６月15日(土)更新ー

社台情報部の桐生です。

来週はいよいよ上半期総決算のグランプリ・宝塚記念。今年は京都での開催とあって、どんなレースになるのか今から楽しみです。

さて、先週に引き続きＧＩシリーズの中休みとなる今週の重賞は、阪神の牝馬限定戦のマーメイドＳのひと鞍。昨年まで開催されていたユニコーンＳが日程変更となったことで興行的には少し寂しい感がありますが、波乱傾向のハンデ重賞だけに馬券的に興味は尽きませんし、もちろんグループ関連馬の走りには目が離せません。

[マーメイドＳ]
重賞調教
ウォッチャー
ー６月14日(金)更新ー

今回が初の重賞挑戦となりますが、デビュー当初から評判の高い馬。前走の3勝クラスも上がり最速となる33.9秒を繰り出しての快勝ですぐにオープンでも通用しそうな走りでした。

しっかりと休養期間を設けて、ここを目標に調整。調教師自ら稽古に跨り、レースへ向けて徐々にギアを上げてきた印象です。

先週はCWコースで81.9－11.3秒をマーク。元々稽古駆けするタイプではありますが、それでもリズムよく動きにキレがあったように感じます。

今週も終い重点でラスト1ハロン11.2秒と驚異的な末脚を披露。京都コースも合いそうなタイプだけに初重賞でも楽しみでしょう。

フローラS勝ちの実績がある馬ですが、その後は勝ち星どころか馬券圏内にすら入ることが出来ない状況にあります。

一部では早熟も噂されましたが、前走の福島牝馬Sは復活を予感させる走り。陣営としてもそれが本物かを確かめる勝負の舞台となることでしょう。

前走から間隔が空いたこともあり、一度放牧へ出て5/30にノーザンＦ天栄より帰厩。

ウッドコース中心の調整で、併せ馬を積極的に取り入れて負荷をかけてきました。相手にヒケを取らない走りは毎回見せる集中力の高い走り。勝負根性も見られる走りで楽しみが増える調教内容だったようい思います。

さすがは牝馬の育成に定評のある国枝厩舎。今回も人気の盲点になりそうですが、気にかけておきたい1頭です。

[マーメイドＳ]
馬主絡みの
重賞こぼれ話
ー６月13日(木)更新ー

どうも、馬主情報を専門に扱う赤堀です。

まだ東京と京都開催が残っていますが、北海道開催がスタートしただけで一気に夏競馬へ突入した雰囲気になりますよね。

来月末からは初めての試みとなる日中の空き時間があるなど、色々と楽しみも多い夏競馬。

競走馬が暑さに弱いことを考慮しての試みですが、それでも体調を崩す馬はいるはず。その辺りもしっかりと注意しながら馬券検討を行いたいところです。

そんな中で、馬主情報的に注目しているのが、谷掛龍夫氏のコスタボニータです。

谷掛氏は阪神馬主協会に所属しており、20年近くの大物馬主でもあります。ただ、本業の拠点は京都にあり、むしろ地元は京都と言えるべき存在。要するに今回のマーメイドＳはご当地重賞とも言えるのです。

そんなオーナーの重賞初制覇は京都で行われたきさらぎ賞でした。８頭立ての少頭数でしたが、６番人気のアメリカズカップで勝利。当時も「隠れた地元馬主の勝負ヤリ」という話があっただけに地元への想いは強いはず。

コスタボニータは前走の福島牝馬Ｓで重賞初勝利。優先出走権を手にしたヴィクトリアＭではなく、あえてこちらに進んだのは「地元での重賞勝利」を強く意識したのではないかと言われています。

今回が満を持しての初京都。秋には同じ京都でマイルＣＳが行われ、そこへ向けてもここでどれだけの走りができるかがカギ。ぜひ注目したい１頭です。

[マーメイドＳ]
３つの
好走ポイント
ー６月12日(水)更新ー

本日は過去の傾向から、好走馬の共通ポイントを３つご紹介します。

この３つの好走ポイントに１つでも該当する馬は、人気問わず、好走する可能性十分。是非、注目してみてください。

★好走ポイント【1】
前走3勝クラス組が中心

前走クラス別成績を見てみると、過去10年で前走3勝クラスだった馬が7勝。出走数が多いので勝率や連対率ではそこまで目立ちませんが、それでも単勝回収率は163％と高く、ハンデ戦のG3らしい傾向と言えるのではないでしょうか。

中心は改修前の京都で行われていたパールS組[5-1-1-12]ですが、京都競馬場の回収に伴い20年以降は施行条件が変更されているのであまりアテにはならないかもしれません。

前走3勝クラス組では、前走5着以内が[6-3-1-29]、前走6着以下が[1-0-0-19]。下のクラスで凡走していた馬はなかなか厳しいということでしょう。なお、前走6着以下でマーメイドSを勝ったのは21年のシャムロックヒル（10番人気）です。

★好走ポイント【2】
継続騎乗×上位人気＝高確率

ハンデ戦の牝馬重賞ということで斤量が軽い馬も多くなるため、それに伴って乗り替わりも多くなっています。

乗り替わり組と、継続騎乗組で成績を比べてみると、乗り替わり組の方が馬券対象になっている馬は多いですが、好走率で見ると継続騎乗組の方が優勢。連対率ではほぼ倍の数字になっています。

なお、継続騎乗組は上位人気馬で強い傾向。レース当日1番人気だった馬は[2-1-0-2]で連対率60.0％。5番人気以内に広げてみても[2-4-3-7]で連対率37.5％、複勝率56.3％となっています。

逆に乗り替わり組は、レース当日1番人気で[0-0-1-4]と成績が振るわず、5番人気以内に広げてみても[1-2-3-28]で連対率8.8％、複勝率17.6％しかありません。

以上のことから、人気馬なら継続騎乗組、穴なら乗り替わり組ということが言えそうです。

★好走ポイント【3】
意欲の関西遠征に注目

ジョッキーの所属別成績を見てみると、1着こそありませんが、関東所属が連対率、複勝率ともに優秀。

今年から日程が変更になっていますが、昨年までは同日の東京でも重賞のユニコーンS（20年以前はエプソムC）が行われていたこともあり、関西まで乗りに行く＝勝負度合いが高いということなのではないでしょうか。

馬券対象になった5頭のジョッキーを見てみると、21年2着クラヴェル＝横山典、18年2着ワンブレスアウェイ＝津村、16年3着ココロノアイ＝横山典、15年2着マリアライト＝蛯名、15年3着パワースポット＝大野となっており、リーディング上位寄りという傾向がありそうです。

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