≪今週の重賞情報袋とじ≫
小倉記念
2025

小倉11Ｒ 芝2000ｍ

[小倉記念]
注目の社台
グループ関連馬
ー７月19日(土)更新ー

社台情報部の桐生です。

夏のローカル開催前半戦も、今週で最終週。このうち小倉ではサマー2000シリーズ第３戦の小倉記念で、函館では函館２歳Ｓが行われます。小倉記念は先週に七夕賞があったばかりで出走メンバーが分散した感がありますが、格上挑戦馬を含め面白そうな馬が集まりました。また函館２歳Ｓには先々期待できそうな２歳馬がスタンバイしており、セレクトセール明けすぐの重賞とあってグループ関連馬がどんな競馬をするか注目です。

[小倉記念]
重賞調教
ウォッチャー
ー７月18日(金)更新ー

垂水Ｓ７着からの参戦となる安田翔伍厩舎のイングランドアイズ。この中間も坂路中心で乗り込まれて、最終追いではテキ自らが跨って４Ｆ53秒９、ラスト１Ｆ12秒４の時計をマーク。馬なりに終始していますが、動きには躍動感があっていい頃のデキにあるのではないでしょうか。

厩舎開業時から相当なバックアップをしてきた原禮子オーナーの馬ですし、厩舎としても重賞タイトルを獲らせたい思いはかなり強いようです。そもそも素質を高く評価されていた馬ですし、まともに走れば一発があってもおかしくはありません。

六社Ｓを勝ってこの小倉記念に駒を進めてきた林徹厩舎のラスカンブレス。この中間は栗東入りして調整が続けられており、最終追いでは荻野極騎手を背にＣＷコースで７Ｆ97秒１、ラスト１Ｆ11秒５の時計を余力十分の手応えでマーク。六社Ｓからひと息入りましたが、息の入りも脚捌きも問題なく、力を出せる仕上がりにあるのは間違いなさそうです。

「元々、いい馬だったが、２、３歳時は子供っぽさが目立っていた。それでも４歳になってから精神面は急激に大人になっている」と関係者も漏らしているほどで成長急。全10戦中９戦が馬券圏内の堅実派ですし、このメンツに入っても見劣ることはないと思います。

[小倉記念]
馬主絡みの
重賞こぼれ話
ー７月17日(木)更新ー

馬主情報部の赤堀です。

今週の14、15日には日本最大級のセレクトセールが行われました。イクイノックスの初年度産駒で目玉とされていたミッドナイトビズーの25(牡)が５億8000万円(税抜き)で落札されたのを筆頭に、２日間の落札総額は過去最高だった昨年の289億1800万円を大幅に超える327億円を計上。

これに対して「種牡馬の層が厚く、繁殖牝馬のレベルも上がっている。日本のレベルが上がっていると思います」と吉田照哉氏がコメントを残しています。

“種牡馬の墓場”と揶揄されていた時代もありましたが、それも今や昔。これも社台グループの力と言えるのではないでしょうか。

さあ、今週は福島、小倉、函館の最終週。今開催でも８万6350円、５万1530円、３万9950円などの特大万券を連発しいているのが競馬セブンですし、最終週にもとっておきのヤリ馬が多数確認されておりますので大きくご期待下さい。

今週の小倉記念で馬主情報的に注目しているのはナムラエイハブです。

“ナムラ”の冠名でお馴染み、オーナーは奈村睦弘さんです(本業は兵庫県西宮市にある、なむら歯科の院長)。現在中央で44頭を所有されており、稼ぎ頭はまず間違いなくナムラクレアですが、次世代を担うと言っても過言ないのがナムラエイハブではないでしょうか。

前走の弥彦Ｓを勝利してようやくＯＰ入りを果たしましたが、そもそもデビュー前から厩舎の期待が高かった馬ですからね。厩舎としては“時間が掛かってしまった…”と思っているのではないでしょうか。

今回は約３カ月ぶりの実戦ですが、この中間も乗り込みは入念。最終追いの坂路では４Ｆ53秒４、ラスト１Ｆ12秒３の時計を馬なりでマーク。動きは事態は軽快で久々でも力を出せる仕上がりにあるのは間違いなさそうです。

今回は吉田隼騎手から松山騎手への乗り替わりになりますが、４戦騎乗して完全に癖を掴んでいる鞍上ですし、この手の前々で競馬する馬を残らせることに関しては信頼が置けますからね。オーナーサイドも重賞初制覇を期待しているのではないでしょうか。

[小倉記念]
３つの
好走ポイント
ー７月16日(水)更新ー

本日は過去の傾向から、好走馬の共通ポイントを３つご紹介します。

この３つの好走ポイントに１つでも該当する馬は、人気問わず、好走する可能性十分。是非、注目してみてください。

※中京で行われた昨年を除く過去10回

★好走ポイント【1】
若ければ若いほど良い

年齢別成績を見てみると、若ければ若いほど成績が良いという傾向。

ただし、それとは逆に、キャリア10戦以下の馬が[0-1-1-8]、キャリア16戦以上の馬が[7-5-7-84]と、ある程度キャリアを積んできた馬の方が成績が良いという傾向も出ています。

4歳馬で1番人気を裏切った15年マローブルー（5着）、17年ストロングタイタン（8着）、20年ランブリングアレー（6着）はいずれもキャリア10戦でした。それ以外にも、19年アイスストームが2番人気11着（キャリア10戦）、20年サトノルークスが2番人気11着（キャリア9戦）と敗れています。

暑い時期に行われるレースだけに、経験が浅い馬にとっては厳しい条件ということなのかも？

★好走ポイント【2】
3勝クラス組が妙味アリ

前走クラス別成績を見てみると、馬券の中心は重賞組ですが、3勝クラス組の好走も多く、単勝回収率、複勝回収率では重賞組を上回っています。

3勝クラス組は、前走1着馬が[0-1-1-9]だったり、前走1人気馬が[1-0-0-4]だったりとなかなか好走条件を絞り込みづらいですが、前走で中団から競馬をしていた馬が[3-1-1-2]と高確率。

その中で上がり3ハロンが3位以内だった馬が[3-1-1-0]で複勝率100.0％となっています。

★好走ポイント【3】
乗り替わりが19/20

過去10回、勝ち馬の全てが乗り替わり。2着馬も9頭が乗り替わりで、17年サンマルティンが唯一の例外となっています。

因果関係は不明ですが、ココまでハッキリとした数字が出ているのであれば偶然ではなさそうです。

過去10回で複数勝利を挙げているのは、松山騎手、和田竜騎手、川田騎手の3人で、それぞれ2勝。

また、前走騎手別成績では、前走・浜中騎手が[3-0-1-2]となっています。

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