ホープフルS【袋とじ】馬券予想に役立つ情報満載!
ー12月28日(土)更新ー
徳吉 一己
(元JRA競馬学校教官)
騎手時代の通算成績は重賞14勝を含む536勝。騎手引退後はJRAからの要請で競馬学校の教官となる。福永・池添・田辺・和田など現役騎手の半数以上が教え子であり、「鬼教官」と呼ばれた特別な存在。
先週の有馬記念を制したレガレイラが1年前に制している2歳G1・ホープフルS。競馬セブンは昨年のホープフルSでもレガレイラを本命して的中をお届けしている。
今年は牡馬18頭による争いで、2勝馬は6頭。その一方で初勝利を挙げたばかりの馬の中にも上位人気候補となりそうな馬がいて、そもそも予想の材料が少ない2歳戦だけに、関係者情報が重要となってくるだろう。
斉藤崇史厩舎のクロワデュノールは多くの関係者が「来年のダービー候補筆頭」と評価する存在。
前走の東スポ杯2歳Sは明らかに仕上がり途上で厩舎関係者や北村友一騎手も「飛んでも不思議ないと思っていた」と語っていたほど。そのデキで2連勝を飾ったのだからポテンシャルは相当なモノだと捉えて間違いないだろう。
今回は「ガラっと変わっています」という評価で、北村友一騎手は「負ける要素はないと思います」と超強気だったという。逆に一部の厩舎関係者からは「心配と言えば鞍上くらい」という話もあるが……クロノジェネシス以来の超一流のお手馬ともに4年ぶりのG1制覇となるか。
マスカレードボールは「心肺機能やポテンシャルは相当」ながら、現状では「気性的な難しさ、鞍上とのコンタクトの鈍さ、つまりは全体的な競走馬としての完成度の低さが課題」というのが現状の評判。
戸崎圭太騎手曰く「正直、半信半疑」とのこと。「中間の追い切りでも嫌々して走る気を出さなかった。ポテンシャルの高さは認めるが、レースでその力を出せるか、頼りないのは確か」とも語っていたそうだ。逆に言えば、現状の完成度でここを突破すれば、来春には恐ろしい存在になる。
ピコチャンブラックはアイビーSでマスカレードボールに負けているが、「この中間の上昇度で言えばこちらが上」と美浦の関係者。こちらも2歳馬らしくまだまだ気性面、レースでのコントロールに課題は残すが、川田将雅騎手を起用してきたように厩舎の期待も高い。
マジックサンズは札幌2歳S以来の復帰戦。2週前追い切りの時計が飛んでいるように、こちらは体質面がまだまだ成長途上。厩舎関係者も「パンとすればG1でも自信が持てるけど、今回の仕上がりでどこまでやれるか」とのこと。
「長くいい脚を使えるので中山の方が競馬はしやすい」という話のように、中山のホープフルSというのは狙ってきた舞台。重賞勝ち馬はクロワデュノールとマジックサンズの2頭だけ。実績上位馬として貫録を見せたいところだが。
京都2歳Sからは2・3着馬が参戦。2着だったジョバンニは「ゲートが不安」という話があり、最内枠が課題。ただ、今回はゲート裏までメンコを着けるなど厩舎サイドも対策するようだ。この中間から調教の乗り手が替わって動きは前走以上に良くなっている。
3着のクラウディアイも「前走は立ち回りで後手に回った分の差。それほど能力差は感じていない」と前向き。この中間は「しっかり稽古をした後もカイ食いが落ちず、レースを経験しながら体質が強くなっている」という点もプラス。
1戦1勝馬のアマキヒにはルメール騎手が騎乗するが、これは国枝栄厩舎にとって来年のダービーが最後になるという事情も影響しているようだ。厩舎サイドの感触は「まだまだの馬で、今回は敢えて強いところにぶつけてどれくらいやれるか試金石」というのが正直なところ。
人気薄でも関係者の口ぶりが悪くなかった1頭がデルアヴァー。東スポ杯2歳Sでは5着に敗れているが、「出遅れて道中も若さを見せながら0.5秒差なら悪くない」と関係者。
松永幹夫厩舎の中でも腕利きのスタッフが担当しており、「コーナー4つの競馬になればもっとやれる」とも。あとは横の比較になるが、気になれば押さえる価値はあるか。
≪今週の重賞情報袋とじ≫
ホープフルS
2024
中山11R 芝2000m
~枠順確定版~
枠 番 |
馬 番 |
馬 名 |
騎 手 |
---|---|---|---|
1 | 1 | ジョバンニ | 松山 弘平 |
2 | ショウナンマクベス | 池添 謙一 | |
2 | 3 | ジェットマグナム | 丹内 祐次 |
4 | クラウディアイ | 西村 淳也 | |
3 | 5 | レーヴドロペラ | 大野 拓弥 |
6 | クロワデュノール | 北村 友一 | |
4 | 7 | ヤマニンブークリエ | 武 豊 |
8 | デルアヴァー | 三浦 皇成 | |
5 | 9 | アリオーンスマイル | 木幡 巧也 |
10 | アスクシュタイン | 横山 武史 | |
6 | 11 | ファウストラーゼン | 杉原 誠人 |
12 | マジックサンズ | 佐々木 大輔 | |
7 | 13 | ジュンアサヒソラ | 横山 和生 |
14 | リアライズオーラム | 菅原 明良 | |
15 | ピコチャンブラック | 川田 将雅 | |
8 | 16 | ジュタ | 坂井 瑠星 |
17 | アマキヒ | C.ルメール | |
18 | マスカレードボール | 戸崎 圭太 |
[ホープフルS]
注目の社台
グループ関連馬
ー12月27日(金)更新ー
桐 生
社台情報部の桐生です。
秋の古馬3冠を目指したドウデュースの取り消しは残念でしたが、3歳牝馬レガレイラと3年前のダービー馬シャフリヤールとのワン・ツーで決着した有馬記念(競馬セブンでは2万0470円的中)から早くも1週間。いよいよ今年最後のJRAでのGI・ホープフルSを迎えます。昨年の勝ち馬が前出のレガレイラで、過去にはサートゥルナーリア、ダノンザキッドなどGI昇格後の7年でグループ生産馬が6勝している相性のいいレース。勝って2024年を終えたいところです。
社台グループ関連馬
マジックサンズ
馬主:サンデーR
生産:ノーザンF
キズナ産駒のマジックサンズ。2歳上の全姉コナコーストは桜花賞2着馬で、叔父ロシュフォールは新潟記念3着馬。2代母のアンブロワーズは函館2歳S勝ち馬で阪神JFでも2着。遡ると4代母にダービー馬フサイチコンコルドや皐月賞馬アンライバルドの母バレークイーンがいる血統馬で、育成はノーザンF空港が担当しています。
新馬→札幌2歳Sと連勝し、このホープフルSに照準を定めて臨戦態勢が整えられてきましたが、中間に右トモの筋肉と蹄を痛めたようです。ただ、幸いなことに軽症とのことで、仕上がりは上々。
コンビを組む佐々木大騎手は、このマジックサンズで札幌2歳S、さらに函館2歳S、サウジアラビアRCと重賞3勝を挙げ、ここまで74勝とキャリアハイをマーク。しかも、須貝厩舎の馬で最多の17勝を挙げており、厩舎関係者からの信頼はかなりのものがありますからね。気負う事無く自分の競馬に徹すれば、自ずと結果が見えてくるのではないでしょうか。
このマジックサンズがGI制覇となれば、母コナブリュワーズの価値も上がりますし、サンデーRとしても勝たせておきたい1頭に間違いなさそうです。
[ホープフルS]
重賞調教
ウォッチャー
ー12月27日(金)更新ー
≪栗東・好調教馬≫
ジョバンニ
(牡2、栗東・杉山晴紀厩舎)
栗東坂路(良)4F 55.9-40.1-25.6-12.6秒
高 島
新馬勝ち後は野路菊S→京都2歳Sと連続2着も、いずれも先着を許したのはエリキングで相手が悪かっただけで関係者の評価も高い一頭となります。
1週前追いのCWコースで松山騎手が跨って6F81秒2-ラスト1F11秒6を馬なりで叩き出し、最終追いの坂路は軽く流す程度に終始していますが、脚捌きは実に軽快でまず間違いなく力を出せる状態にはあるようです。
しかも、この中間はルガルやエルトンバローズも手掛けている山本助手が稽古に跨って口向きの悪さが解消しているとの話で、「今の走りならGIでも好勝負になる」とかなりの自信を持っています。
杉山晴厩舎は全国リーディングで矢作厩舎と1勝差の2位で逆転の目はまだ残されています。このジョバンニでも密かに星勘定しているという話も聞こえてきていますし、見逃せない存在ですね。
≪美浦・好調教馬≫
ジュンアサヒソラ
(牡2、美浦・高柳瑞樹厩舎)
美浦W(良)6F 84.5-67.5-52.5-38.5-12.6秒
神 谷
デビュー前は手前を替えるのがスムーズじゃなく、スピードに乗るのも時間が掛かると言った感じでしたが、“スピードに乗ってからの背中の感触が良い”と関係者も漏らしていたほどの馬。そんなウィークポイントもあってか、勝ち上がるのに3戦を要しましたが、一戦ごとに成長しているのは戦績が示す通り。
1週前、最終追いと乗り替わりとなるカズオ(横山和)が跨って感触を確かめる念の入れよう。脚裁きにも素軽さがありますし、追い切り後の息の入りも問題なし。現段階で一番と言えるような仕上がりにあります。
「本来は広いコース向き。相手強化でどこまでやれるかでしょう」というような当たり障りない厩舎話が新聞紙面に掲載されていますが、我々が聞いている限りはまず間違いなく“色気あり”ですよ。
[ホープフルS]
馬主絡みの
重賞こぼれ話
ー12月26日(木)更新ー
赤 堀
先週の有馬記念では競馬セブンがまたまたやってくれましたね。サンデーRの勝負馬◎レガレイラの完全復活をスクープし、相手には10番人気のシャフリヤールの激走情報で馬連2万0470円、3連複2万0850円のダブル万券的中。当社会員様は馬連、3連複で勝負される会員様が多く、たくさんのお礼を頂いております。当社の情報を信じ、勝負して獲得された皆様、ほんとうにおめでとうございます。
さあ、いよいよ今週は2024年のオーラス・ホープフルSです。競馬セブンでは朝日杯FSでも8万6430円の特大万券を仕留めていますが、2歳重賞というのは、戦績やスピード指数には絶対に表すことのできない関係者の本音や戦略というのが馬券で重要なファクターになります。他では聞き出せない特別な情報をこのホープフルSでもスッパ抜いていますので、大きくご期待下さい。
今年のホープフルSで馬主情報的に注目しているのは、“ヤマニン”の冠名でお馴染み、土井肇オーナーのヤマニンブークリエです。
ヤマニンゼファー、ヤマニンキングリー、ヤマニンメルベイユ、ヤマニンアラバスタなどなど土井肇オーナーの活躍馬の多くは錦岡牧場(代表は土井肇氏の従妹の奥様となる土井久美子氏)の生産馬で“ヤマニン一族”の結束というのは相当なものがありますね。オーナーとしてもヤマニンシュクルで制した阪神JF以降、中央のGIからは見放されていますから、チャンスがある今回はかなり力が入っているようです。
このヤマニンブークリエは新馬を勝利して挑んだ黄菊賞で後の朝日杯FS2着ミュージアムマイルには先着を許したものの、押し出される形での逃げでも2着をキッチリ確保しており、負けて強しの内容。
最終追いを見届けたテキも「調教は動くね、いい調教ができたと思う。やれば動くし、力はある。伸びしろも十分」と漏らしていたという話で、かなりの自信あり。
鞍上のユタカさん(武豊)はこのホープフルSで前人未到のJRA平地GI完全制覇も懸かっていますからね。その期待に応えるだけのポテンシャルは持っていますし、十分あり得るのではないでしょうか。
[ホープフルS]
3つの
好走ポイント
ー12月25日(水)更新ー
本日は過去の傾向から、好走馬の共通ポイントを3つご紹介します。
この3つの好走ポイントに1つでも該当する馬は、人気問わず、好走する可能性十分。是非、注目してみてください。
2.前走1番人気馬
3.ノーザンFが8勝
★好走ポイント【1】
外国人Jが約半分馬券に
関東 | [1-2-4-62] 連対率4.3% 複勝率10.1% |
---|---|
関西 | [6-4-6-47] 連対率15.9% 複勝率25.4% |
外国 | [3-4-0-10] 連対率41.2% 複勝率41.2% |
騎手の所属別成績を見てみると、東西の比較では関西が圧倒的ですが、それ以上に短期免許の外国人ジョッキーが好成績であることが分かります。
昨年はムルザバエフ騎手のシンエンペラーが2番人気2着。22年もムルザバエフ騎手のドゥラエレーデが14番人気で1着。21年はC.デムーロ騎手がジャスティンパレスで4番人気2着。20年は参戦がなく、19年はマーフィー騎手がヴェルトライゼンデで3番人気2着でした。
22年ドゥラエレーデの他にも、昨年はドイル騎手のアドミラルシップが11番人気なら4着と健闘。人気薄でも注意が必要です。
所属としてはともに栗東になりますが、ルメール騎手[2-2-3-2]、M.デムーロ騎手[1-1-0-5]と高確率。
今年は短期免許の外国人ジョッキーが不在で、“カタカナ”はルメール騎手1人。アマキヒで出走予定です。
★好走ポイント【2】
前走1番人気馬
過去10年、前走1番人気馬が[8-7-4-27]。連対率32.6%、複勝率41.3%と好走率が高くなっています。
前走1番人気馬のうち、前走1着馬は[5-7-4-21]、前2走2着馬は[2-0-0-2]、前走3着馬は[1-0-0-2]。前走4着以下は[0-0-0-4]と馬券になっていません。前走3着で1着だったのは昨年のレガレイラ。
なお、前走4番人気以下で馬券対象に好走した馬は5頭おり[1-1-3-55]、そのうち3頭がオープン特別、または重賞を勝っての参戦。他2頭は、22年1着のドゥラエレーデ(前走・東スポ杯2歳S6人気4着)と、23年3着サンライズジパング(前走・カトレアS4人気15着)。
★好走ポイント【3】
ノーザンFが8勝
ノーザンファーム生産馬が[8-4-6-25]、連対率27.9%、複勝率41.9%と高確率。過去10年で馬券対象にならなかったのは17年の1回のみ。過去10年で8回は2頭以上が3着以内に入っています。
レース当日4番人気以内に限ると[7-4-4-6]で連対率52.4%、複勝率71.4%。5番人気以下は[1-0-2-19]。1着だったのは22年1着馬ドゥラエレーデ(14番人気)。
・アマキヒ
・クロワデュノール
【★】
・ピコチャンブラック
・マジックサンズ
※好走ポイントに該当した数で★をつけています。
特選◎と隠れ穴馬って?
今日の記事も馬券の参考になりましたか?
記事を見ていて「じゃあどの馬を狙えばいいの?」と、スペシャリスト達の狙う本命馬、穴馬を知りたくなった方もいるんじゃないですか?
そんな方に、是非参考にしてもらいたいのが
★[美浦]情報のスペシャリストが!
★[栗東]情報のスペシャリストが!
★[馬主]情報のスペシャリストが!
★[社台]情報のスペシャリストが!
★[騎手]情報のスペシャリストが!
新聞やネットなどでよく目にする馬券ネタだけでなく、専門分野に特化したスペシャリスト達が情報的根拠から導き出す
重賞情報袋とじ日曜版
【特選◎と隠れ穴馬】
毎週レース当日12時頃から【メールアドレスご登録の方限定】で配信しています。
「やり方が難しいなら、いいや」
「知りたいけど、どうすれば.....」
と言う方もエントリー方法はとっても簡単!
①下のボタンをクリック
②空メールを送信
③返信メールのエントリーボタンを押すだけ
[隠れ穴馬]を無料ゲット!
¥0エントリーはコチラから
▼▼▼▼▼
(レース当日12時頃メール配信)
とっても簡単!たったこれだけ
エントリーが完了すれば、¥0で【今週の重賞情報袋とじ日曜版〜特選◎と隠れ穴馬〜】をご覧頂けます。
さらに!今なら!
初めて【特選◎と隠れ穴馬】の情報を入手された方に限り
私たちも情報ルートとして所属する競馬サイト【競馬セブン】の、◎−〇▲★3点情報も、エントリー当週だけですが、無料で公開します!
週末(レース当日12時頃)に届くメールをチェックして
情報スペシャリスト達の【特選◎と隠れ穴】、そして根拠となる新聞には載らないような馬券ネタを、重賞レースの馬券予想にお役立て下さい。