
日本ダービー2023【袋とじ】馬券予想に役立つ情報満載!

ー5月28日(日)更新ー

いよいよこの世代の頂点を決める大一番、節目の第90回となる日本ダービーの発走が近付いてきた。
無敗の3戦3勝で皐月賞に続く二冠制覇を狙うソールオリエンスに付けられた、前日最終段階の単勝オッズは1.8倍。皐月賞の時点では単勝5.2倍の2番人気だったが、あの勝ちっぷりによって“一強”の評価を勝ち得た感がある。
対抗格の2番人気は青葉賞馬のスキルヴィング。皐月賞では1番人気3着だったファントムシーフが3番人気で続き、以下はタスティエーラ、シャザーン、ハーツコンチェルト、ドゥラエレーデと上位を形成している。
まずはやはりソールオリエンスについて。
「これだけ順調に来られたのは初めて」とは担当厩務員の言葉。京成杯から皐月賞というローテを組み、今回が春3戦目。余裕のある臨戦過程が上積みに繋がっているようだ。
「前回までは心臓の感じが曇っていたけど、今回はその辺が凄くクリアになった」と、横山武史騎手もデキの良さを独特な表現で親しい関係者に伝えている。「今回は下地から状態が良くなっている感じ。稽古も何も言うことがないレベルで動けている」と厩舎関係者。
条件替わりについても「エンジンを掛けるタイミングが直線になる東京は合っています。中山だとコーナーで動いて外に飛んで行ってしまいますから。一瞬のキレより長く良い脚を使うタイプだし、東京が悪いという理由はないです」と厩舎関係者。ソールオリエンス自身の問題として、皐月賞から後退する要素はなさそうだ。
皐月賞2着のタスティエーラはレース後にNF天栄で20日ほど調整して帰厩。堀宣行厩舎は普段はNFしがらきを使っているが、今回はしがらきの担当者が天栄に出張してタスティエーラを外厩で仕上げていたという。
天栄では「ポテンシャルはスキルヴィングが上だが、完成度や今回の仕上がりはタスティエーラが上だろう」という評価になっているようだが、果たして。
そのスキルヴィングは青葉賞から中3週での参戦。「青葉賞馬は勝てない」というジンクスは広く話題に上がるところだが、難しさのもとは中3週で2400m戦を2回走るという過酷さ。スキルヴィングは天栄への短期放牧を挟み、帰厩後は14日から時計を出し始めている。
「前走はダービーを見据えてある程度余裕を持たせながら勝つことができた。木村厩舎はオーソリティで青葉賞を勝ちながら、反動が出てダービーに出せなかったことがある。その反省は活きていると思う」と厩舎筋の関係者。あとは、全くの別路線を歩んできたためハーツコンチェルト以外の16頭と初対戦。力関係が果たしてどうなのか。
ファントムシーフはルメール騎手がスキルヴィングを選んだため、皐月賞ではタッチウッドに騎乗していた武豊騎手との新コンビ。乗り替わり、テン乗りではダービーを勝てないというジンクスもあるが、それを破るとしたらやはり武豊騎手なのかもしれない。
「皐月賞は道悪もそうだが、向正面での落鉄が響いた。そもそも中山は得意じゃないし、最初から厩舎的にはダービーこそという評価。今回が勝負だろう」と関係者はかなり強気だ。
この中間は武豊騎手が3週連続で追い切りに騎乗し、テン乗りの不利を軽減すべく手を尽くしている。西村真幸厩舎はダービー初出走だが、武豊騎手が仕上げの面でエスコートしてくれているのは心強い。
シャザーンは皐月賞8番人気6着だったにも関わらず、今回は5番人気の支持を受けている。それだけ「ダービーで変わりそう」な負け方だったこともあるが、実際に関係者のトーンも高いようだ。
「友道厩舎らしく、ダービーを大目標に進めてきた馬。中山より東京向きなのは明らかで、皐月賞で権利が取れなかったのに抽選にもならず出走が叶った運もあります」と情報筋。
「厩舎的にも京都新聞杯を勝ったサトノグランツより上という評価で、川田も本音ではシャザーンの方に乗りたかったようだ。枠もあるが、こっちがサトノグランツより人気するとは思わなかったが…」と厩舎筋の関係者。
皐月賞を人気で負けた組も巻き返しに燃えている。フリームファクシは「皐月賞は完全に重馬場のせい。左回り、良馬場なら強い走りができます」と関係者。
ベラジオオペラはダービーの最強枠として名高い1枠1番をゲット。先行力がありレースでの立ち回りも上手いので、この枠はしっかり活かせるだろう。
「前走は不完全燃焼。一番してほしくない競馬を田辺がしてしまった」と、厩舎サイドはレース直後から不満を露わにしていた。スプリングSでレースぶりに幅が出ていただけに、厩舎としてはある程度控えて最後まで脚を残す競馬をしたかったようだ。
今回は皐月賞に出ていた馬のうち、大逃げ気質のグラニットと引っ掛かる癖があるタッチウッドが離脱。重馬場&激流で過酷なレースだった皐月賞とは違った流れになる可能性が高い。ベラジオオペラだけでなく、皐月賞とダービーでのレースの“質”の違いが色々な馬の結果を左右するかもしれない。
≪今週の重賞情報袋とじ≫
日本ダービー
2023
東京11R芝2400m
枠 番 |
馬 番 |
馬 名 |
騎 手 |
---|---|---|---|
1 | 1 | ベラジオオペラ | 横山 和生 |
2 | スキルヴィング | C.ルメール | |
2 | 3 | ホウオウビスケッツ | 丸田 恭介 |
4 | トップナイフ | 横山 典弘 | |
3 | 5 | ソールオリエンス | 横山 武史 |
6 | ショウナンバシット | M.デムーロ | |
4 | 7 | フリームファクシ | 吉田 隼人 |
8 | メタルスピード | 津村 明秀 | |
5 | 9 | グリューネグリーン | 石川 裕紀人 |
10 | シャザーン | 岩田 望来 | |
6 | 11 | ハーツコンチェルト | 松山 弘平 |
12 | タスティエーラ | D.レーン | |
7 | 13 | シーズンリッチ | 戸崎 圭太 |
14 | ファントムシーフ | 武 豊 | |
15 | ノッキングポイント | 北村 宏司 | |
8 | 16 | パクスオトマニカ | 田辺 裕信 |
17 | ドゥラエレーデ | 坂井 瑠星 | |
18 | サトノグランツ | 川田 将雅 |
[日本ダービー]
注目の社台
グループ関連馬
ー5月27日(土)更新ー
桐 生
いよいよ競馬の祭典・日本ダービーです。現3歳は2019年に急逝したディープインパクトの最終世代となりましたが、数少ない産駒からダービー出走は叶いませんでした。
いっぽうでディープインパクトの全兄ブラックタイドの直仔であるキタサンブラック産駒2頭が人気を集めており、クラシック戦線も新たな時代を迎えたのかもしれません。
社台グループ関連馬
シャザーン
馬主:金子真人HD
生産:社台ファーム
今年のダービーには、ベラジオオペラ、スキルヴィング、ソールオリエンス、ショウナンバシット、フリームファクシ、シャザーン、タスティエーラ、シーズンリッチ、ノッキングポイント、パクスオトマニカ、ドゥラエレーデ、サトノグランツなどグループ生産馬スタンバイ。
そんな中で個人的に注目しているのがシャザーンです。
2016年のエリザベス女王杯を勝ったクイーンズリングの初仔で、ロードカナロア産駒が配合され誕生しています。セレクトセール1歳市場で2億4200万円(税込)にて落札され、社台Fで育成されました。
2歳7月の新潟芝1800mでデビューし、逃げの手に出ますがゴール前でハナ差敗れて2着。その後膝の骨折で休養を余儀なくされますが、今年1月の中京2000m未勝利戦で復帰し後続に2馬身半差をつけて初勝利をあげます。阪神2200mのすみれSでは若葉Sに勝つショウナンバシットに先着し連勝。そのまま皐月賞へ駒を進めるも6着に敗れました。
前走に関しては「追い出しのタイミングを遅らせていたら、もう少し上の着順もあったのでは?」という声もあるようですが、それだけ鞍上としては勝ちを意識した競馬をしたとも捉えられます。それに今回は「距離が伸びて舞台が変わるのはこの馬にとってプラス材料」という声も多い点も強調材料と言えるでしょう。
先週の時点でリバティアイランドの調教をチェックしていた情報筋から、「リバティも良かったが、オッ!と思ったのがシャザーン」と目に止まるような調教をこなしていたという話も届いていました。
オーナーはキングカメハメハ、ディープインパクト、マカヒキ、ワグネリアンなど、幾度もダービーの栄冠をつかんできた金子真人HD。管理するのが友道厩舎とくれば、やはりこの舞台では無視する事はできませんね。
[日本ダービー]
重賞調教
ウォッチャー
ー5月26日(金)更新ー
≪栗東・好調教馬≫
フリームファクシ
(牡3、栗東・須貝尚厩舎)
栗東CW(良)5F 69.3-53.0-37.5-11.2秒
高 島
同じくダービーへ出走するショウナンバシットと二人三脚での調教。先週は自己ベストと同タイムを記録しましたが、ラスト1ハロンでは上回り、バランスの良いラップが印象的でした。
輸送も考慮して最終追切は軽めの調整したが、見た目からも充実さが窺え、スムーズな動きが出来ていたように思います。
体力もついてきた印象でさらにひと皮剥けた走りを見せてくれるのではないでしょうか。
≪美浦・好調教馬≫
ホウオウビスケッツ
(牡3、美浦・奥村武厩舎)
美浦W(良)5F 68.5-52.6-38.1-11.3秒
神 谷
時計自体は自己ベストを更新するほどではなかったが、馬なり主体でスピードをセーブしていた印象。
前向きな性格を考慮してのものと思われるが、それだけコントロール出来ていることはプラス要素と見て良いでしょう。
騎乗する丸田騎手が付きっ切りで調整しており、ジョッキーの期待度の大きさを感じる。それだけコミュニケーションが取れていることもレースへ生きてくると考えて良いでしょう。
[日本ダービー]
馬主絡みの
重賞こぼれ話
ー5月25日(木)更新ー

赤 堀
どうも、馬主情報を専門に扱う赤堀です。
今週は全ホースマンの目標と言える日本ダービーが開催されます。世代トップを決めるレースでもあることから、他のG1とはひと味違った雰囲気もダービーの特徴と言えるでしょう。
オーナーにとってもダービー制覇は夢のひとつ。競走馬にとっては一度きりの舞台で出走出来るだけでも名誉とも言えることから、中には勝ち負け度外視と見受けられることもしばしば。その辺りの本気度が馬券攻略のカギになりそうですね。
そんな中で、馬主情報的に注目しているのが、社台レースホースのソールオリエンスです。
日本競馬において、長くトップに君臨する社台グループ。その中心的牧場が社台ファームで、社台レースホースの母体でもあります。
馬主リーディングでも常に上位ですが、意外にも過去10年でG1勝利したのは8度しかありません。それも18年~21年の4年間はG1勝利がありません。逆に言えば、それだけコンスタントに勝ち星を挙げており、素質馬が揃っているからこそ、大舞台の勝利がなくとも上位へ居続けることが出来るということが言えます。
馬主的視点で言えば、十二分な成績にも見えますがそこは社台RH。G1勝利こそ至高という意識が強いようです。
昨年の桜花賞をスターズオンアースで勝利したのが実に5年ぶりのG1制覇。今年は皐月賞をソールオリエンスで勝利しており3歳世代でG1制覇が続いています。
度々当欄でも取り上げていますが、社台RHの追い上げが顕著な昨今。03年のネオユニヴァース以来となるダービー制覇に関係者も期待が高まっています。
[日本ダービー]
3つの
好走ポイント
ー5月24日(水)更新ー
本日は過去の傾向から、好走馬の共通ポイントを3つご紹介します。
この3つの好走ポイントに1つでも該当する馬は、人気問わず、好走する可能性十分。是非、注目してみてください。
2.前走内枠馬が圧倒的
3.穴なら別路線組の先行馬
★好走ポイント【1】
皐月賞5番人気以内
前走・皐月賞 | [7-9-6-69] 連対率17.6% 複勝率24.2% |
---|
前走レース別成績を見てみると、馬券対象馬の3分の2以上を皐月賞組が占めていることが分かります。出走馬の大半が皐月賞組であり、その取捨選択がダービー的中への第一歩と言えるでしょう。
皐月賞での人気別成績を見てみると、5番人気以内[7-8-3-22]、連対率37.5%、複勝率45.0%。一方、6番人気以下[0-1-3-47]で連対率2.0%、複勝率7.8%と成績が大きく分かれます。皐月賞の着順は問いませんが、当時上位人気に推されていたかどうかは見ておくべきでしょう。
なお、皐月賞6番人気以下で馬券対象になった3頭は、16年3着ディーマジェスティ、18年2着エポカドーロ、21年3着ステラヴェローチェ、22年アスクビクターモア3着。うち2頭は皐月賞1着馬でした。
★好走ポイント【2】
前走内枠馬が圧倒的
ダービーで1枠1番が好成績というのは有名な話かと思います。過去10年で[2-2-1-5]、連対率40.0%、複勝率50.0%。
これはダービー週からB→Cコース替わりとなること、そしてダービーはゲートの内側2つを使わないことが決まっているために1枠1番の馬がスタート後に窮屈にならず、ポジションを確保しやすいという理由があると言われています。
枠順発表前なのでどの馬が1枠1番に入るかは分かりませんが、前走の枠順別成績を見てみると、
前走・1~4枠 | [8-7-6-68] 連対率16.9% 複勝率23.6% |
---|---|
前走・5~8枠 | [2-3-4-80] 連対率5.6% 複勝率10.1% |
内枠だった馬と、外枠だった馬で、偶然とは思えないほど大きな差がついています。
内枠優勢のダービーに向け、前走で内目の枠から馬群の中での競馬を経験していたことが有利に働くということかもしれませんね。
前走1~4枠で、前走3番人気以内だった馬は[6-6-2-26]、連対率30.0%、複勝率35.0%。
★好走ポイント【3】
穴なら別路線組の先行馬
過去10年で5番人気以内の馬が[9-10-4-27]、連対馬のほとんどを占めているレースではありますが、過去10年で3連単が万馬券にならなかったのは16年、20年の2回のみ。18年には285万馬券という特大万馬券が飛び出したように、意外と高配当になりやすいレースでもあります。
過去10年、7番人気以下で馬券になった馬は7頭おり、19年に12番人気で制したロジャーバローズを筆頭に、18年3着コズミックフォースなど、皐月賞以外の別路線組、且つ先行力のあるタイプが目立ちます。
皐月賞組と、別路線組の先行馬の組み合わせ、というのが高配当のパターンということは頭に入れておいて損はないのではないでしょうか。
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