競走馬の生産から育成まで手掛ける「オーナーブリーダーズ」のパイオニア的存在としても知られており、また馬主としても札幌馬主協会の理事を兼任。同時期に1口クラブ「荻伏オーナーズ(現ブルーインベスターズ)」の経営にも参加するなど多方面で活躍。お膝元である日高地方はもちろん、競馬界を牛耳る社台グループからも勝負話を入手できる馬産地のゴッドファーザー。
社台グループ創設者・吉田善哉氏から直々の要請により1973年に社台スタリオンステーション荻伏を開業。以後、34年間に渡って場長を勤め上げる。ギャロップダイナ、メジロマックイーン、サッカーボーイなどの名種牡馬を繋養し、社台グループを支える数々の名馬の誕生を最前線で支えてきた馬産地の重鎮。現在も社台ファーム、ノーザンファームの両サイドと深く関わり、善哉氏が見込んだ生産や育成の高い技術を後世に伝えている。
全国各地にあるウインズ&場外馬券場の中で最も的中の多く出ていた場所のひとつが馬産地のど真ん中にあったウインズ静内(2013年に閉鎖)でした。驚くべきことに売り上げを払戻しが超えてしまうことも年に数回あったほど。このような現象が起こる理由は、生産者が馬主と同様に「馬券が買える関係者」であることが大きく起因しています。特に育成牧場の普及により、トレセンと馬産地の関係性はかつてより緊密になっていますから、馬産地からの直接的な仕込みも急増しています。
最近では競馬ファンにもその存在を知られてきた「外厩」。JRA管轄トレセン以外の施設をまとめた通称ですが、外厩が最も効果を発揮するのが夏の北海道シリーズ。社台が所有する大規模な外厩では坂路や森林馬道など、函館・札幌には存在しない調教設備が揃っています。また、北海道シリーズ最大の特徴が、生産者のお膝元で行われる開催であること。オーナーブリーダーとして自ら所有する馬はもちろん、個人馬主に売却した生産馬が走る際にも勝負話が仕込まれるのが通例。馬産地から目と鼻の先で行われる北海道開催では、生産者ルートからの情報も重要な馬券ファクターの1つになります。
専門紙の売上が年々減少して各社の経営状況が苦しくなっている中、当然北海道へ送り込むトラックマンの数も制限せざるを得ない状況です。北海道シリーズは現地滞在馬による競走といっても滞在頭数は毎年600頭を超えます。これを自社のトラックマンだけで全ての厩舎情報を聞いて回るのは物理的に不可能な話。そこで今は、会社の垣根がなくなって各社がお互いに提携をして『分担制』、いわゆる「あわせ」と呼ばれる行為も多く、コメントは担当が聞いた情報を各社で使い回ししているのが現実です。ローカル競馬ではもはやそれが当たり前で、実際に掲載されている情報はどの新聞もほぼ同じ。独自取材で生きた情報を目にすることなど皆無に等しいのです。
「実は美浦で乗り込んでだいぶ仕上がってるんだけど、人気させたくないから『叩き台』のニュアンスにしといて。絶対に人気させるなよ」 「ホンマはこんなとこ使いたくないけど、オーナーが来場するみたいだから仕方なく使うだけ。今回はソロっと回ってくるだけになるやろな」 実際にこんな情報があったとしても、これらのコメントがバカ正直に載ることはありません。つまり、厩舎の本音を聞いたトラックマンが部外者に口外しない限り、完全に厩舎の真意は闇に消えていき、その真意を知る一握りの関係者だけが馬券で儲けることになります。こうなると、もう印もあったものじゃない。しっかりとしたコメントなどなくなり、何も知らずに新聞を見て予想をする一般ファンの"ハズレ馬券"だけが積み上がっていきます。
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